Five LOVE☆
家から電車やバスに乗って、約1時間。

成田空港に到着。


雅志なんか、キャリーバック、私の分まで持ってくれて…


「大丈夫?
重いよっ…」


「ヘーキだから。
体力ないと獣医師なんてやっていけないし。」


さりげないレディーファーストに、嬉しくなった。


「葦田 雅志様、三咲 奈留様、お待ちしておりました。」


そう言って、飛行機に乗せる。

操縦は…村西 穂南さん。
父は電車の操縦士をやっているらしい。


かなり機体は大きいのに…なんか私たち2人だけなんて申し訳ない。


「携帯電話以外なら何を使っても大丈夫でございますよ。」


結局、5時間の間、ご飯食べたり、ゲームの中で犬の世話をしたり、
動物ものの映画を観たりしていた。


「起きて?奈留。
起きないと襲うよ?」


「んっ…ん?
雅志?」


「超爆睡してたよ。
しかも一番いい場面で。」

映画の途中から、爆睡していたという私。

サイアク~!


「ね、また帰りに観ようよ~!
私がまだ起きていられる乗ったばっかりのときにっ!」

「はいはい。
分かりましたよ、お姫さま。」


そう言って、手の甲にキスを落とす。


「ふふっ。
拗ねていてはもったいないですよ。
さぁ、観光に参りましょう。
わがままなのはいいことですよ。
彩様のほうがよほど扱いにくいですから。」


そう言って笑ってくれるオーナーが派遣した使用人さん。

そうだよね!
楽しもうっ!!
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