Five LOVE☆
シャワーを浴びて部屋に戻ると、雅志が寝ていた。

髪まだ少し濡れてるのに…
風邪引くよ?


布団を掛け直してあげて、あるところに目がいった。

「首筋…汗ですごい濡れてる…」


その首筋がすごい男らしくてセクシーで…


気付けば私は、そこに紅い痕を残していた。


ふと私の鼻をシトラスの香りが掠めた。


これ…私が雅志の出張後だった彼の誕生日にあげた香水の匂いだ…


旅行先にまで…持ってきてくれてるんだね。


ありがとう。

大好き。


もう少し…あと少し…


心の整理がついたら…

全部話すね。


彼の頬にそっと口付けて、私は深い眠りについた。
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