Five LOVE☆
お墓を出ると、雅志の携帯が鳴った。


「はい、葦田です…
はい、はい、えっ…!?
分かりましたっ!!」


聞いてないって…

と一言だけ呟いた雅志は、急いで自宅のほうに駆けていった。


「じゃあ…頑張れよっ!!」


一言だけ、言い残して。

しばらく会えないにしては…

言葉が少なすぎるよ…


雅志のバカ…


そんなことを思っていた。

だけど…空港に着いて…

飛行機に乗る直前に…

雅志のこの行動の意味を知るんだ。

< 214 / 220 >

この作品をシェア

pagetop