Five LOVE☆

先輩からの、嬉しすぎる言葉。


「先輩っ…私もっ…好きな人として…見てましたっ…先輩のことっ…」


「よーやく泣き止んでくれた。
よしよし。」


また、さっきみたいに頭を撫でてくれた。


気付けば、もう日付が変わっていた。


「奈留、プライベートっていうか、仕事外では『雅志』
でいいからね?」


「うん…///」


「疲れたろ?奈留…
院長室のベッド使っていいから、寝な?
俺は普通に雑魚寝するから。」


今気付いた。
先輩…さっきの雨のせいで…
ずぶ濡れだ…


「ダメですっ!!
雅志、ただでさえずぶ濡れなんだから…
風邪引いちゃうっ…」


「奈留もそうでしょ?」


「とにかく、シャワー浴びて、院長室で一緒に寝よ?」

何て大胆なことを…

と思ったが…

布団敷いて雅志が下で寝るならいいかな…って。


「奈留が言うなら…しょうがないな…
まだ手ぇ出したりはしないから、安心してな?
シャワー浴びてくる。」


それだけ言って、先輩はシャワールームに向かった。

はぁ。

まだ先輩と恋人って実感がないな…


奈留side〈終〉

NEXT…三ノ宮 和之side
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