Five LOVE☆
〈和之side〉
ノルマ達成まで…あと少し。
無心にパソコンと向かい合っていると、ふと、部屋のドアが開いた。
その方向を見ると、悠月がいた。
頬には涙の痕が。
また泣いたの?
「お、悠月じゃん。」
そう言って、立っている悠月に合わせて、椅子から立ち上がった。
何で…いるの?って聞かれたから、残業って答えた。 本当のことだしね。
「和之っ…私っ…フラれちゃったよ、プロデューサーさんに。」
悠月から…衝撃の告白。
悠月…告白…したんだ…
力が抜けたのか、床にへたり込む悠月を支えるように、しゃがんでそっと抱きしめた。
「悠月は、いろいろ抱え込みすぎだって。
ツラいときは…遠慮なく僕に甘えてくれていいからね?」
それだけ言うと、
僕は回転椅子の背に掛けてあった自分のコートを手に取り、泣き疲れて僕の膝で眠ってしまっている悠月の体に掛けてあげた。
そして、悠月の耳元で
「好きだよ」
と囁くと、その横顔に優しくキスをした。
僕は不器用だから…こんなことしか出来ないけど…いつか…ちゃんと言うからね?
ノルマ達成まで…あと少し。
無心にパソコンと向かい合っていると、ふと、部屋のドアが開いた。
その方向を見ると、悠月がいた。
頬には涙の痕が。
また泣いたの?
「お、悠月じゃん。」
そう言って、立っている悠月に合わせて、椅子から立ち上がった。
何で…いるの?って聞かれたから、残業って答えた。 本当のことだしね。
「和之っ…私っ…フラれちゃったよ、プロデューサーさんに。」
悠月から…衝撃の告白。
悠月…告白…したんだ…
力が抜けたのか、床にへたり込む悠月を支えるように、しゃがんでそっと抱きしめた。
「悠月は、いろいろ抱え込みすぎだって。
ツラいときは…遠慮なく僕に甘えてくれていいからね?」
それだけ言うと、
僕は回転椅子の背に掛けてあった自分のコートを手に取り、泣き疲れて僕の膝で眠ってしまっている悠月の体に掛けてあげた。
そして、悠月の耳元で
「好きだよ」
と囁くと、その横顔に優しくキスをした。
僕は不器用だから…こんなことしか出来ないけど…いつか…ちゃんと言うからね?