Five LOVE☆
〈奈留side〉

「おは…よっ…///」


い…今っ…キス…した…よねっ?

朝から何てコトをっ…


仕事っ…集中できないでしょっ…!?


「ってか…院長さんと何話してたの~?」


「ってか…子猫のことも…俺たちのこの関係も…バレてるみたい。
でもまぁ…院長だし…
むしろバレてたほうがいい、みたいな?」


「ってか、早く着替えてきちゃえば?
朝ご飯、まだでしょ?」


「そぉだね。」


何かくすぐったいなぁ…

この会話。


こんな感じなのかなぁ…

新婚さん…って。

とか…思っちゃったり。

ふいにドアの開く音がしたので、そちらに目をやると…
私服姿の雅志がっ…

うわ…えっ…ちょっ…

カッコい…///

Tシャツにカーディガンなんだけど下はチェックのズボンって…

いっつも朝出勤してきて白衣の雅志しか見たことなかったからっ…


「奈留?
俺に見とれてないで、奈留こそ早く着替えてきちゃえば?」


もしかして…バレてた…?
うわぁ…///
恥ずかしっ!!

「わかった。
…ちょっと待っててね?」

数分悩んだ末に、七分袖Tシャツにギンガムチェックのカプリパンツに、トレンチコートを羽織る。


「これで…よしっと。」


系統は違うけど、一応チェック柄で揃えてみた♪

ちょい…ペアルック気分を味わってみたかったの。

急いで雅志の元に。


「きゃっ!?」


更衣室を出て少し歩いたとこに段差があるの忘れてて…

転びそうになった…けど…

「あっぶない。
ヒールの高い靴履いてんだから、急いで来なくても大丈夫だよ!?
俺ずっとここにいるし。」

雅志が抱き留めてくれてたっ!


「ありがとう。」


「これくらい当然っしょ? 俺、奈留の手料理食べたいな~」


「自転車で20分かかるよ?」

「でもいいの!!
奈留の手料理のために頑張る!!」

可愛いなっ…///



家に着いてからもいろいろ甘えてくる雅志に、結婚したら絶対楽しいんだろうなとか思いながらキッチンに立った。

奈留side〈終〉
NEXT…星河原 悠月side
< 48 / 220 >

この作品をシェア

pagetop