Five LOVE☆
「一昨日ぶり…かな。」
そう言って来院してくれたのは…いつか…ココアたちの散歩のときに会ったおじさん。
「お久しぶりです。
…お元気でしたか?」
「ああ…そちらが、以前お話しされていたオウムさん…」
最初は穏やかに話していた雅志の顔つきが、急に険しくなった。
「すぐ…投薬を。
あ…それから…どこかに…完璧に隔離できる場所…ないですか?」
「オウム病…です。」
雅志がその言葉を発した瞬間…病院内のスタッフ全員の顔が青くなった。
それはそうだ。
オウム病は人間に感染する危険もあるのだから。
「大丈夫ですよ。
絶対に僕たちが治しますからね。
治療に2日ほどかかると思いますが…今のように苦しがることはなくなりますので。」
雅志は穏やかに微笑むと、彼を帰らせた。
「さて。…やるか。
心配なのは奈留…ちゃん…だけなんだけど…
まだ投薬とかも不慣れだし…」
「雅志先輩が頑張るって言ってるのに、私が頑張らないワケに…いきませんっ!!」
2人で隔離できる場所にこもって、なんとか1日半で治療を終えた。
「ありがとうございますっ!!」
「いいえ。
また…いつでもいらして下さいね?」
飼い主さんに引き渡すと、
「葦田。三咲。
泊まり込みで疲れたろ?
今日はもう…帰ってゆっくり休め。
お前たちがいない間…猫ちゃんが寂しそうにしてたからな。」
院長…世話しておいてくれてたんだ。
「あっ…ありがとうございますっ…」
雅志の車に乗り込んで、私の家に向かう。
そう言って来院してくれたのは…いつか…ココアたちの散歩のときに会ったおじさん。
「お久しぶりです。
…お元気でしたか?」
「ああ…そちらが、以前お話しされていたオウムさん…」
最初は穏やかに話していた雅志の顔つきが、急に険しくなった。
「すぐ…投薬を。
あ…それから…どこかに…完璧に隔離できる場所…ないですか?」
「オウム病…です。」
雅志がその言葉を発した瞬間…病院内のスタッフ全員の顔が青くなった。
それはそうだ。
オウム病は人間に感染する危険もあるのだから。
「大丈夫ですよ。
絶対に僕たちが治しますからね。
治療に2日ほどかかると思いますが…今のように苦しがることはなくなりますので。」
雅志は穏やかに微笑むと、彼を帰らせた。
「さて。…やるか。
心配なのは奈留…ちゃん…だけなんだけど…
まだ投薬とかも不慣れだし…」
「雅志先輩が頑張るって言ってるのに、私が頑張らないワケに…いきませんっ!!」
2人で隔離できる場所にこもって、なんとか1日半で治療を終えた。
「ありがとうございますっ!!」
「いいえ。
また…いつでもいらして下さいね?」
飼い主さんに引き渡すと、
「葦田。三咲。
泊まり込みで疲れたろ?
今日はもう…帰ってゆっくり休め。
お前たちがいない間…猫ちゃんが寂しそうにしてたからな。」
院長…世話しておいてくれてたんだ。
「あっ…ありがとうございますっ…」
雅志の車に乗り込んで、私の家に向かう。