Five LOVE☆
数時間経った頃、奈留が寝ている部屋のドアをノックしながら問いかける。


「奈留?
平気?」


「大分熱下がってきたか? …奈留、起きろって。
かなり汗かいてるし着替えないと風邪引くし。
着替えるついでに熱測れ。…な?」


呼び掛けても、起きる気配ナシ。


「早く起きないと、服脱がせるよ?」


「…もうっ!!インフルの人に向かってそぉいうことは言うもんじゃないのっ!!///」


照れてる?


かーわいいっ♪


「仕方ない。
後ろ向いててあげるから、早く着替えちゃいな?
…んで、熱測ったら教えてね?」


「いい?
絶対こっち向かないでよ?」


「はいはい。」


数十分後。


「着替えたよっ
…んで、熱は37.9℃。」


「まだ大分高いな…
とりあえず寝てな?
俺、飲み物持ってくるから。」


「ありがとっ。」


奈留がそぉ言いながら布団に入るのを見て、冷蔵庫にあるミネラルウォーターの入ったペットボトルを持っていく。


「…水でいいかな?
……それと…何か食えそう?」


「ありがとっ♪
大丈夫、食べれるよ!」


「わかった。
ご飯出来たら呼ぶから、それまで寝てなよ。」


「優しいね…」


「だから、優しいのは、奈留が特別だから、でしょ?」

「そうなの?」


壊したい、なんて思うの、世界中の女の中で、奈留1人だけだからね?


奈留は俺の彼女なんだから…当然…でしょ?

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