Five LOVE☆
「元気でやってるか?全く…早く復帰して来いよな?お前らのらぶらぶが見れないの寂しいし、何か職場の皆も元気ないしさ。」


っていうメールが来た。


「奈留、頑張って早く治そうな。
院長さんたち待ってるし。」


「うんっ!!」


そぉ言うと、一気に食べるスピードを上げる彼女。


「そんな急いで食べなくてもいいのに笑」


「嫌だ…早く治さないと雅志とちゅう出来なくなる…」


今さ、すっごい可愛いこと言ってくれたよね?


「まず、とりあえず、微熱程度まで熱下げよっか。」


「うんっ♪」


リレンザを吸入するのを見守ってから、再び抱っこしてベッドに連れていく。


「ちゃんとたまに起きて着替えたり水分摂ったりするんだよ?
じゃあ、おやすみ。」


額に軽くキスをして、隣の部屋に移った。



翌朝。


ガチャッ!!


「雅志っ!!」


俺の名前を呼びながら、思いきり胸に飛び込んで来る奈留。


「どぉした?」


「ほらっ!!熱、下がったよ!」


嬉しそうに差し出してきた体温計には、36.3℃と表示されている。


「お!
さすが奈留。
よく頑張ったじゃん。」


そぉ言いながら、頭を優しく撫でる。


「雅志と早くらぶらぶしたかったから、頑張って熱下げたんだよ?
……んっ…」

そんな可愛いこと言って…俺を欲情させるだけだって…わかってるよね?
奈留はすごいさりげなく言ったけど、さっきの言葉のおかげで、スイッチ入っちゃったよ。

奈留…体力あるよな…
こんなに舌を絡める深いキスをしても…息を乱す気配すらない。
まあ…獣医は根気と体力が必要だけどね。


とろんとした目で俺を見上げる奈留。

「どぉした?
もっと…欲しい…?」


ゆっくり頷いた奈留を、優しくベッドに押し倒していく。


「雅志とらぶらぶする夢ばっか見ちゃったから…
愛してほしいなぁ…なんて。」


その言葉に、相変わらず谷間が見えそうなTシャツは…

マジで反則。
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