Five LOVE☆
出張の後のシャワーって、やっぱ気持ちいいな♪

シャワーを浴び終えてリビングに戻ると、テーブルの上には2人分のハヤシライス。

あれ?

奈留は?


いた。

ソファーに横になって、襲いたくなるくらい可愛い顔して寝てる。

自分のベッドがあるのに(笑)

風邪引くよ?


「奈留?」


「あ、ごめん…
寝ちゃってた?」


「大丈夫♪
可愛かったし。
奈留の寝顔。」


「食べよ?
俺、好きなんだよね~
ハヤシライス。」


「ホントに?
良かったぁ…」


そう言って、幸せそうに笑う奈留が可愛い。

やっぱ美味いな…

久々の奈留の手料理。

食べ終わって、ふと奈留を見下ろすと、口の端にデミグラスソース付けてるし。
ちゅ…


「ハヤシライスもだけど、奈留のほうが美味いよ?」


デミグラスソースを舐めとるがてら、彼女に口付けた。

ご飯食べた後は2人で猫ちゃんと遊んだり、ゲームをやったりした。


2人でTV観てたら…


「私は…寂しかったけどな…
ずっと…雅志と仕事できなくて…」


「俺も。
…あの…さ…
寝よっか?一緒に。」


「えっ…///」


「手は出さない。
一緒の布団に入るだけ。
ね?」


「うん…
私もっ…一緒に…寝たいっ…」


奈留のその言葉に、ニコっと微笑むと、彼女をそっと抱っこして、ベッドに運んだ。


「おやすみ、奈留。」


「おやすみ。
…雅志。」


彼女に軽くキスをしてから、眠りについた。


雅志side〈終〉
NEXT…星河原 悠月side
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