幼なじみ

｢ねぇ私が話してきてあげよっか？
今でもこんなに想ってるんだって話せば分かってくれると思うよ｣
｢お願いできるか？｣
｢うん｣

次の日、私は早速呼び出した。

｢話したいことがあるんだけど、今日私の家に来てくれない？｣
｢うん。部活が終わったら行くね｣


｢こんばんは｣
｢久しぶり！｣

久しぶりに見た愛はとても綺麗になっていた。

｢どうかしたの？｣
｢愛、単刀直入に聞くけど、どうして別れたの？｣
｢っ！｣
｢ちゃんと話して｣
｢･･･高校が違ってからなかなか会えなくなったの。
たまに会っても自分の高校の話しか出来なくていつの間にかすれ違って｣
｢･･･｣
｢嫌いで別れたわけじゃないよ。
私は今でも大好きだもん｣
｢同じこと言ってる｣
｢えっ？｣
｢大輝と同じこと言ってるよ｣
｢うそ･･･｣
｢ねぇ２人の想いは一緒じゃん。ちゃんと話し合った方がいいんじゃない？｣
｢うん。ありがとう｣