ゆうやけ
センター試験も、
大学の試験も終り…
解放感で、いっぱいな、わたしたちに

「もうすぐ、卒業だ!
残りの。高校生活悔いのないように、やり残した事は、やっておけよ」
相変わらず、舞を見ない…
次の日、教室に入ると
「ちょっと今日、放課後告白するの?…木村先生、絵美の事よく見てたから、卒業したら、付き合おうって言ってもらえるよ…」
「そうかなあ」

先生が、やり残した事がないように…なんていうからだよ。

教室に入って来た、木村先生を、咲も、わたしも思いっきり
にらんだ…


一瞬かたまったけど、

絵美の
「先生~どーしたのぉ~」かわいぶってる声で、われにかえる…

「出席をとります。」

わたしも、咲も、

愛想の無い返事…

舞は、泣きそうな声で、下をむきながら…

はいって返事をした…

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