ゆうやけ
「純、もうすぐ、卒業だし。久し振りに、教室で、話して帰ろうよ」

わたしの、甘えた声に…
「教室で、えっちするの?結ちゃん、大胆…」

わざと、わたしをからかう…

放課後…

窓際の席に座り、2人で、色々話した

ここで、告白した事…
初めて、キスした事…

ひとつになった事…
喧嘩した事…

仲直りした事…

純の、手が、わたしの肩を抱いて、
わたしの唇に、純の唇が重なった…

何度も…
何度も…

純とのキスは、
いつも、わたしを、幸せにしてくれる…

「本当に、しちゃおっか」

純の舌が、私の舌を
探してくる。

純の手が、わたしの胸を、やさしくさわる

「純…」わたしが、純を呼んだ時、

階段を上がってくる。足音が、聞こえた…

わたしたちは。そっと…教室を出て、ろうかの影に隠れた。

二つの影が、教室に入った…

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