新撰組と鬼の娘

総「それに、もう僕が惚れた女の子の傷つく姿なんて見たくないからね。」



ギュゥッと抱きしめられて、幸せな気分になる。


………ちょっと言い返してみようかなぁ、なんて考えた。


『私も、愛する人の傷つく姿なんて見たくありません。』


総「言うね〜。」




私は沖田さんに引っ張られて、一緒に布団に倒れ込む。


『お、沖田さん………??』


総「久しぶりに一緒に寝ようよ。」


『え………あ、あの……?』


よく聞くと、沖田さんの寝息が聞こえた。


『まぁ、いいか……。』


私もそのまま、眠りに落ちた。






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