新撰組と鬼の娘


お雪「うん!できたわよ。」


『ほ、ほんと?私、似合ってるかな?』


蘭「えらい似合ってますえ。皆はん驚きますやろなぁ。」



私が今きている着物は、朱色のような赤。


帯は緑色。


長い髪も全部はまとめあげずにちょっとだけおろしている。


お雪「皆さぁ〜ん!お待たせしました!夜魅ちゃん、すっごく綺麗になりましたよ!」


ほら夜魅ちゃん、というお雪ちゃんの声に、私はゆっくりと前に進んだ。



うわぁ〜……。


皆さん見てる…。


平「夜魅……?」


『は、い。夜魅、ですが……』


歳「似合ってんじゃねぇか。」


総「夜魅ちゃん可愛いよ。顔、見せてよ?せっかくお化粧したんだから。」


私はおそるおそる顔をあげた。


ばっちり沖田さんと目が合う。


私はこの間のように心臓が変に跳ね上がった。



それから私達は少し話して、私はお雪ちゃん達と島原に行った。





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