新撰組と鬼の娘

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『ふぅ〜っ!洗い物終わり!あとは………洗濯だっけ?』


さっと手を振って水を切り、洗濯物がはいった籠を抱えた。



季節は夏。


洗い物や洗濯などやっていると、水に手が冷やされて気持ちぃ。


総「夜魅ちゃん!」


『わっ!?お、沖田さん。』


障子から顔を覗かせた沖田さん。


総「まだ終わらない?」


『これ洗って干したら終わりですよ。』


総「そうか。じゃあ僕もやる〜。」


そう言って私の抱えていた籠をひょいと取った。


『あっ!私が持ちます!』


総「いやだぁ。僕も手伝うから持ってくの。ほら早く!」


『待って下さいよ〜!』






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