新撰組と鬼の娘

勇「試しに、着てみてくれないか?実は皆、楽しみにしてるんだ。」


『勿論です!!』



私は浴衣を持って隣の部屋に行った。


何ヶ月ぶりの女の子の恰好だろうか。


わくわくしてたまらなかった。



『失礼しまぁ〜す!』


私は勢いよく襖を開けた。


「「「おぉ〜!!」」」


浴衣を着れば、私はどこにでもいるような町娘になる。


『どうですか?』


総「可愛いよ!」


左「似合ってるじゃねぇか。」


平「初めて見るけど、やっぱ女の子だなぁ。可愛いじゃん!」


『お褒めに預かり光栄です。』


ちょっと冗談を言ってみたりする。


やっぱり女の子の恰好が1番いい。


私はしばらく皆の前でくるくる回ったりした。


昔を思い出しながら。






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