新撰組と鬼の娘

勇「これから総司と一緒に行ってくるといいさ。そのあと皆で西瓜を食べよう。」


『いいんですか?私だけ……。』


今さらながら申し訳なく……。


歳「いいんだ。俺達だってお前等に気ぃ遣ってんだからよ。少しは悟れ。」


な、なんのことだろう…?


総「ひ、土方さん!」


なぜか焦る沖田さん。


敬「おや。君は随分と鈍感なようですね。」


くすくす笑う山南さん。


『え?え?あ、あの……?』


新「な、なんのことだぁ?」


左「新八、お前までわかってねぇのかよ。ま、お前は当たり前か。」


新「だからなんだって!?」


わからないのは私と永倉さんだけみたい………。


沖田さんは近藤さん達にからからわれてるし、藤堂さんと原田さんと永倉さんは3人で話してるし……。


『なんのことですかぁ〜?』


私は1人、頭を悩ませた。



総「もう!わかりましたよ!夜魅ちゃん!!」


『はひっ!??』


総「行きますよ。全く…土方さんはわかるけど近藤さんや山南さんまで…………。」


な、なんかぶつぶつ言ってるけど…。


『い、行ってきます!皆さん、ありがとうございます!』


私はそう言って、先に行ってしまった沖田さんの後を追いかけた。





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