新撰組と鬼の娘


屯所に帰って、私は真っ直ぐ部屋に行った。


帰り道で、帰ったら今日は寝ます、と言ったから大丈夫だろう。


私は布団を敷いて、寝巻に着替えた。


そのまま、頭から布団を被り……泣いた。


大泣きした。


涙が失くなっちゃうんじゃないかって程、泣いた。


私の心の叫びが声になりきれなくて、涙として出てきたようだ。







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