新撰組と鬼の娘

次の日、私はいつも通り起きて、いつも通り広間に行った。



いつまでも、くよくよしてられない。


私は村の皆を、家族を埋めてあげられなかったのが心にひっかかってたんだから。


それが果たされた今、うじうじする必要がない。


これからを生きる為にも、それはよくないから。



皆さんに、無理するなと言われたけど、全然無理なんかじゃない。


私が私自身の中で決めたこと。


いつまでも過去を引きずっちゃ、村の皆に怒られそう。






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