新撰組と鬼の娘
その場にいた皆さんが一時停止。
1番最初に我に返ったのは藤堂さんだった。
平「や、やらせられる訳ないだろ!?」
次に戻ったのは土方さん。
歳「お前……何をやるかわかってんのか?」
私は笑顔のまま言った。
『わかってますよ?大丈夫です。私にしかできない考えがあります。……一応、仇を討ちたい相手の仲間なんですから、私も何かしたいです。』
歳「そうは言ってもなぁ……。」
左「やらせる訳には…。総司はどうなんだ?夜魅にやらせるのか?」
一気に沖田さんに視線が集まる。
皆さん、沖田さんなら反対すると思ったのだろう。
私も思った。
だけど……、
総「僕は賛成も反対もしませんよ?」
なんて笑顔で言った。
これには皆さんびっくり。
敬「私は、賛成しますよ?」
そう落ち着いた声で言った山南さん。
敬「その、桜君にしか出来ない考えとやらに興味がありますからね。」
『ほんとですか?!ありがとうございます、山南さん!』
敬「終わった後でいいですから、何をやったか教えて下さいね?」
『はい!』
そういう訳で、私は山南さんに連れられて、その部屋に向かったのだ。