新撰組と鬼の娘

総司side


僕以外が、夜魅ちゃんと山南さんがでていった方向をずっと見ていた。


「はぁ……。皆さんいつまでそんな顔してるんですか?いい加減、口閉じて下さい。」


敬「そうですよ、皆さん。」


平「山南さん?!さっき出てったばかりじゃ……。」


敬「君達がぼーっとしている間に行ってきましたよ。」



あれ、流石に僕もわからなかったよ。


左「だけどよ、夜魅は何をやろってんだ?全く想像がつかねぇんだが……。」


平「まさか土方さんよりも酷なことを…………?」


歳「なんだそりゃ。」


と、皆で考えることしばし……。



結局、結論が出ず夜魅ちゃんを待つことになった。




だが、そんなに待つことなくあっという間に夜魅ちゃんは帰って来た。


笑顔で。


返り血もなく。






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