新撰組と鬼の娘

辺りが静かになった。



奴の刀は、沖田さんの肩を貫いていた。


『沖田さん………!!』


一瞬で涙が溢れた。


総「くっ……。」


男「…貴様らの……勝ち…か…。」


そう言って男が倒れた。


よく見ると、沖田さんの刀は奴の心臓を貫いていた。


総「勝ったよ………夜魅ちゃん。」


そして沖田さんは自分の肩に突き刺さった奴の刀を抜いた。


血が溢れてとまっていない。


その場に沖田さんは倒れた。


『沖田さん!!!』


私はすぐに駆け寄った。


奴は死んだ。


『沖田さん!しっかりしてください!』


私は沖田さんを仰向けにした。


総「夜魅…ちゃん。仇………とった、よ…。」





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