新撰組と鬼の娘

でも、沖田さんが無事で……。


病気が治ってよかった。




沖田さんが目を覚ましたら、真っ先に“ありがとう”と“ごめんなさい”を言おう。





私のせいで、怪我したも同然だから。




『沖田さん………。』



なんだか…うとうとしてきた……。



私は沖田さんの隣に横になった。


愛おしい人の手を握って、幸せな気持ちで意識を手放してしまった。











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