新撰組と鬼の娘


総司side



何だか、手が暖かい。


誰か、僕の手を握ってるのかな?



うっすらと目を開けると、天井しか見えない。


顔を横に動かした。


「……わお。」


そこにいたのは、愛おしい人だった。


僕の隣で、僕の手を握りながらすやすやと眠っていた。



………可愛い……。


それしか言いようのないくらい。



とても寝顔が可愛いかった。







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