俺とお前∮



俺は本当に、



由貴の事が好きだったのかもしれない。

もちろん、現在進行形でね。







「お~い、お前ら何してる~?もうホームルームはとっくに始まってるぞ!」





担任の先生の声がしたので急いで離れると、由貴と眼が合った。


「好き。」


いつものへらへら顔で愛を囁いた由貴がまぶしくて。


「俺も」


俺も、由貴に向かって微笑みかけた。












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