俺とお前∮
一体どうしたって言うんだよ…
もしかして付き合ってから俺が嫌になったとか??
いやいや、マイナスに考えるな俺。
きっと何か事情が、
「あ!弘~、ちょうど良かった。あのさ、悪いんだけど、ちょっと先に帰っててくれないかなっ?」
俺が、とぼとぼと悩みながら帰ろうとしていたら、由貴が申し訳なさそうに話し掛けて来た。
「ああ、別に良いけど。」
「ごめんねっ、また明日ね!」
と言って、由貴は急いで去って行った。
俺は、由貴の後ろ姿をぼんやりと見つめながら、ほんの少しだけ寂しさを感じていた。