俺とお前∮
そして帰り道、学校から家までの距離は短いけど、由貴が居ないと言うだけで道のりが長くなったような気がする…ような気がするような…。
「はぁ。」
思わず溜め息まで出てきやがった。
いつもはあいつがペチャクチャと喋ってるからな…
「はぁ」
何かブルーになってきた…
俺って本当…
にゃ~
「え!?」
俺が肩を落としてフラフラと歩いていると、何処からか猫らしき鳴き声が聞こえてきた。
「ままま、マジかよっ…」
思わず辺りを見渡した。