俺とお前∮
着替えを済ませて一階に降りると、由貴は俺の家族と朝御飯を食べていた。
「いや~、由貴ちゃんが居ると何か楽しいわね~!弘まで起こして貰っちゃって!」
「いやいや~それほどでも~」
はぁ
俺はため息をついた。
「ってか俺は起きてたし。」
「弘が二度寝しないように着たんだよっ」
モグモグと美味しそうに朝食を食べながら、話し掛けてきた。
「まぁ良いけど遅刻するぞ。」
時計を見ながら、玄関に向かって居ると、
「お~っと、やばいやばい」
パンを口に入れながらついてきた。
「まだ食うのかよ…。」
「だって美味しいし!」
またへらへらと笑って靴を履き、玄関に出た。