俺とお前∮
「どうしたの?さっきから溜め息ばかりついちゃって。」
俺の溜め息の原因の奴が、俺より高い身長を屈めてこちらを覗き込んできた。
「いや別に。ってか別に屈まなくても良いから!」
「へ?あ、うん。」
キッと睨み付けたら、大人しく言う通りにしたが何かまた身長差が出来てしまった。
そして俺が恨めしげに奴を見上げたら、顔に?マークを浮かべた。
「はぁ、何で身長伸びねぇかなぁ…」
「え?そんなこと気にしてるの?」
「そんなこと?」
「別に可愛いからいいじゃーん!」
俺の睨みに気づかす、へらへらスマイルを投げつけてきた。
「…可愛いとか言われて喜ぶのは女子だけだから。」
「あらそう?」