君がいれば


━━━━━…


「…ろッ」


《ん~》


「…きろッ」


《うるせえな…》




「十夜!起きろッつってんだろ!!」



バシッ!!



キーンとなるくらい耳元で颯に叫ばれ、頭を叩かれた俺は目を覚ました。


『いてーな…なんだよ…』


「いやッなんだよじゃねえよ!もう放課後だぞ?;;」



…………は?



ガバッと起き、あいつの席を見る。



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