人の手相をいじって何が面白いねん。
学校の屋上のベンチは
早紀が気に入っている場所だった。
早紀はそこで弁当を広げた。
カッパの人形も一緒に出して、
隣に置いた。
「今まで暗い所に居たから大変でしたよ。
ここはいい眺めですね」
と、カッパが言った。
「私のお気に入りなの」
と、早紀が言った。
後ろから声がした。
「おい。
どけよ。
そこは俺の指定席だ」
振り返ると
足立吾郎がいた。
「なんだ。
早紀か。
しばらく見なかったけど
復活したんだな」
早紀が気に入っている場所だった。
早紀はそこで弁当を広げた。
カッパの人形も一緒に出して、
隣に置いた。
「今まで暗い所に居たから大変でしたよ。
ここはいい眺めですね」
と、カッパが言った。
「私のお気に入りなの」
と、早紀が言った。
後ろから声がした。
「おい。
どけよ。
そこは俺の指定席だ」
振り返ると
足立吾郎がいた。
「なんだ。
早紀か。
しばらく見なかったけど
復活したんだな」