人の手相をいじって何が面白いねん。
塀は三メートル位で



高くなかった。





「この位の塀なら、

スーツを着ているから飛び越えられますよ。




足立君は警備員を引き付けてください。


その間に早紀さんは

会長の部屋に乗り込んで下さい。




別々に侵入しましょう」



カッパが指示した。




「分かった。



俺は

暴れればいいんだな」




「そうです。


それから、


その光線銃は痺れさせるだけで

殺すわけではありません。



思い切って使ってください。




じゃあ、


騒ぎが始まったら私たちが侵入しますから


よろしく



お願いします」






足立を残して




早紀は反対側に向かった。
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