人の手相をいじって何が面白いねん。
予備校が終わった。




明美の提案で


三人で近くのミスドに行った。






会計が終わり、



二人の定位置の窓際に行こうとした。






「ここがいい」





と、赤井が言って、




混んでいる、いつも二人が座る席と反対の席に



座った。





赤井に従って




三人で座った。







完全に明美は赤井を




気に入っている。





でも、





赤井には





あまりその気がないようだった。






なぜか、安心している自分。





「赤井君も




早紀を助けてよ。





献上線、書かれちゃったんだよ」






「ちょっと、





それは関係ないでしょ」





早紀は明美を制した。






「別に、親戚だもの



いいじゃない」






明美が早紀の手相の一件を話し始めた。
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