人の手相をいじって何が面白いねん。
「毎日、


 この黒い線を


 なぞっておくといいわ」


明美の叔母が言った。







「ありがとうございます。」




早紀は礼を言った。




明美の伯母は



道具を片付け始めた。



「また、



 見てあげるから



 おいで」






「はい。




 料金は




 いくら…」





「明美の友達だから


 タダでいいわ。

 その代わり他の友達には



 内緒にしてね」



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