人の手相をいじって何が面白いねん。
早紀は明美と放課後に占いの館にもう一度行くことになった。



占いの館は昨日と変わった所はなかった。



「一番奥で右の扉よね」


明美が頷いた。


扉には、何も貼ってなかった。


明美がノックした。


「明美です」


「入って」


と中から若い女性の声がした。


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