LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀



鼓動が、ゆっくりになっていく。


ほらね、私は騎士の言葉一つで安心できて、笑顔になれる。



俯いたままの騎士、心の中で「ありがとう」とつぶやいてベッドから降りようとした。


足をそっと降ろして床に着けた。


ひんやりとしていて気持ちがいい。


布団の中とは温度が違って、酔いが覚まされたような感じになった。


くるりと向きを変えて布団を直そうとした瞬間――――



――ちゅっ


突然、辺りが暗くなって唇に温かい感触があった。


でも・・・それは一瞬の出来事。


すぐには何か分からなくて、状況が分かるまで10秒かかった。



あぁ...“キス”されたんだって。
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