LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀




確か・・・私は...。



少しクラつく思考回路を、ゆっくりと整理する。


頭に手を当て、考えるポーズをする私を周りのみんなが心配そうに見つめていた。




初めは保健室だった。


私の漫画を大好きだと言った....萌瑠さんに驚いて激しい頭痛がしたんだった!



そこから騎士が保健室に連れて行ってくれて・・・・それで....



―――二人でベッドに.....



その途端


一気に体温が上昇していくのが分かる。





「・・・思い出した。」


思い出してしまった。残念ながら...あの事を



ぽつりと出た、その言葉に一体どれだけの恥ずかしさが込められていたんだろう。




「そうか、良かった良かった。」


さっと私のそばに駆け寄り、騎士が子供をあやすように頭を撫でる。




あの柔らかな温かい・・・唇の温もりを。



私は思い出してしまった。
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