LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀
「―――目、そらすなよ」
「....そっ、そらしてない・・・もん...」
「そらしてる!!」
「そらしてないもん!!」
一際低い、騎士の声が私には怒鳴り声に聞こえた。
騎士は少しずつ、私の方へと足を進めている。それに後ずさりするように私は、どんどん隅の方へと押し込まれていく。
ちょ....
何なのよ、この状況!?
形勢逆転しちゃった――――?
真っ直ぐと私を見つめる騎士の瞳
漆黒の深い闇が広がっている。長いまつげに少し見惚れていると騎士は、もう私の目の前まで来ていた。
――ドクン...トクン....
胸の音が聞こえた。
波を打つように...ゆっくりとゆっくりと・・・そして段々と早くなってくる。
「....なぁ、怒ってる?」
苦しそうに眉を寄せ、私を見る騎士がいた。