LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀



すると突然、手元の携帯が揺れた。


慌てて目をこすり、携帯の画面を見ると―――。



【セリ(閏紫社)】



「・・・っ!!!」



通話ボタンを押す手が震えたが...ここで出なかったら、打ち合わせの時が気まずいし・・と思い、意を決してボタンを押した。




『―――もっしもーし。今、大丈夫?』



いつもと変わらないセリの声に圧倒されつつも、この声に少しだけ優しさを感じた。




「――――あっ...あのぉ。・・・すいません!!!!4月号の表紙も原稿も、まだ出来てません!!!」





『・・・・はいはい、大体そうだろうと分かってるから。あんまり思いつめないことだよ?例の“体験”ってヤツも...あんまり上手くいってないそうだし感じからして...』





「違うんです!!そこは、否定します!!!“体験”してました!!!・・・・・今日までは....」




『今日までって・・・・?』



そこから、今までの経緯をすべてセリに話した。


あの日見た、女の人も騎士の事も、私達の関係も・・・すべて。




それでも私が・・・・騎士にお願いしたという事も。
< 135 / 207 >

この作品をシェア

pagetop