LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀
すべてがいきなりだった。
突然、メルル....いや、如月さんが来て————「友達になって?」
訳がわからない。
さっきまで私はあんなにも酷く悲しんでいたのに....今はどこか、清々しいような気分。
これもすべて・・・・如月さんのお陰?
「はい、それじゃあ答えは?聞かせてくれないなんて嫌よ?」
少し意地悪な笑みを浮かべたが、すぐに可愛らしい笑顔に変えた。
何でこの子は、私と友達になりたいんだろう....?
ネタ...?
冗談...?
それとも何・・・・本気?
如月さんの気持ちが読めない....
こうしている間にも如月さんは懲りずに私に満面の笑みを向けている。
「・・・・あのぉ私...何も面白くないし、地味だし...私となんか友達になっても楽しくな・・・っ!!」
“ない”と言おうとした次の瞬間、腕を思いっきり引っ張られた。
視界が変わり、そしてほんのりと甘い香りが漂う。
何が起こったの・・・?
「ウザいウザい!!!そーゆうの嫌いだから、「友達になろう」って言ったら友達になるの!!」
私は如月さんに抱きかかえられたまま、凄い声で怒られていた。