LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀
「誰も、騎士を好きになるな!!なんて言ってないわ。あの写真見たでしょ?今、アンタとメルじゃメルルの方が愛されてんの!!!」
黒板に貼ってあった写真を見る限りでは、誰もがこの二人は恋人同士に見えるだろう。
手を繋ぎ、笑い合い、互いに抱き合っていれば......。
———って、今はそれより!!
「...あのっあのね!!騎士にはもう、彼女が・・・」
「はぁ!?何バカなこと言ってんの?」
「・・・いやぁ.....バカなことじゃ」
「そんな事、絶対にあるわけないんだから!!!」
ぐっと、さっきよりさらに握りしめ、もう私の首は限界だった。
離して、そう言おうとした瞬間、パッと突然首元が開放され如月さんは少し俯く。
どうしたんだろう....さっきまであんなに強気だったのに。
途端、力が抜けたように目を伏せ、唇と手足が微かに震えているように見えた。