LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀



「・・・・如月さん?」


下から覗き込むように見ると、すぐに顔をそらされてしまった。





サァァァーーッ.....


少し冷たい風が流れる。



その度に私と如月さんの髪が大きく揺れる。綺麗な金色の髪が私の頬に当たった。柔らかく細い、しっかりと手入れしてある髪だと分かる。




「如月さんの髪.....綺麗だね」


場違いだと分かっていても出てしまった。


私なんかと違う、綺麗な髪。





「....なに....よ」




「・・・えっ?」



ボソッと何かを如月さんが言ったのは分かったが、内容までは分からなかった。さっきと変わらない冷たい風が吹いている。




きゅっと唇を結び、大きな目を私に向けた。



「.....あなたは・・・何でも持ってるじゃない.....。一つくらい・・・メルルに頂戴よ.....!!」



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