LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀
「.....純恋さん....あの....ね...っ」
少しフラつきながら、如月さんは口を開けた。
・・・如月さん?
どう見ても焦点が合っていない様子で、不思議に思っていると.......
「———如月さん!!!!」
涙が溜まった目で私に何かを言おうとした瞬間、目の前で如月さんが倒れた。
慌てて如月さん肩を持つが体が小刻みに震えていて上手く支えきれない。
どうしたら.....
「如月さん!!!如月さん!!!」
体を揺らし何度も呼びかける。
でも一向に目を覚ます気配がない。
——その時
バンッ!!
思わず、体を縮こまらせてしまうくらいのドアが開く大きな音が響き渡る。
ハァ..ハァ...と息を切らせた音と共に誰かがこちらに向かってくるのが分かった。
何故か後ろが向けない。向いてはいけないような・・・・何で?
「・・如月さん起・・きっ」
「貸せ」
言葉が出てこなかった。出なかった。
突然、右から誰かの腕が伸びてきた。足が見えて髪が見えた。大好きな香りもして....顔が....見えた。
「.......な.......いと」