LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀
嬉しいこと
楽しいこと
そんなことの後は、決まって“悲しいこと”があるのを知っている。
2人が会ってから、何年経っただろうか
俺らは離れることになったのだ。
園の皆が門まで来てくれて、1人1人別れの言葉を俺にくれた。
“離れていても私達は繋がっている。いつか会えた時の感動を味わえるように。いつでもここが、騎士のお家よ”
そう言って、園長先生は俺を抱きしめて静かに涙を流した。
それにつられ皆泣いていたけど.....ただ1人、如月...いや、メルは泣いてなかった。
後から聞くと、あれは泣けなかっただけ、と言って笑った。
『さよならは言わない。また絶対に騎士に会いに行くから』
メルは俺に、この言葉をくれた。
じっと俺を見て、辛い顔一つ見せず。