LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀
「取り乱して、ごめん。俺....アイツの事になると頭が言う事聞かなくて」
「ううん、謝らなくていい。誰だってそうだよ...」
ちらりと腕に目をやる、この前買った新品の腕時計。
カチッ....カチッ....
こうやっている間にも、刻々と時間は進んで行っている。
「少しは落ち着いた?...残り、約8分。西校舎、東校舎に分かれて手分けして探すこと。そして、くれぐれも声を出したりしない事・・・いける?」
時間的にもギリギリかもしれない。
でも、あたし達は最後の最後まで足掻かなければいけないの
「・・8分か...いや、絶対に探し出して助ける。じゃあ俺は東に行く、体育館やプール方面だな」
「うん、分かった―――それじゃあ、絶対に探し出そうね」
「あぁ」
そう言った瞬間、あたしと騎士はそれぞれ別の方向へ走りだした。
どうなるかなんて分からない
でも今は、走らないといけないの
未来がどうなるかなんて
今を生きている、あたし達には分かりっこないんだから