LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀
「騎士....騎士.....な...いと...」
数回、呪文のように名前を口に出す。
そうすると何故か頭の痛みが、じんわりと和らいでいった気がした。
そっと頭に手を当て、状況を整理していく。
...初めは、如月さんだった。後ろから声をかけられて...「友達になろう」そう言われた。
そして次は学校に来て...黒板に...写真が貼ってあった。
その瞬間、頭にあの風景が映し出された。たくさんの人、声、如月さんの笑顔。足がすくんで体を支えるのが大変だったのを思い出した。
如月さんに突然、手を引かれ屋上に着いた。如月さんはフェンス側にいて.....私は扉の前で...ただ立っていた。
それで....如月さんの話を聞いたら...騎士が二股してるって....分かったんだ。
段々とよみがえってくる苦しい思い出。
それでも私は必死に頭を動かした。
如月さんの苦しそうな顔....そうだ...一瞬、苦しい顔をして如月さんは倒れた。そして....騎士が・・・。
如月さんを運んで保健室に行った。
1人取り残された私は....ヤンキ―みたいな人に....あれ?
殴られた....わけではないかもしれない。
確か....声を..かけられて....突然、頭が痛くなった....。