LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀

「....ちょっと...あたし分かっちゃったんだけど!!!」




如月さんが怒り口調で言った。




そして...


「ねぇ、これってドッキリ!?先生とか生徒とか...ここにたくさんいるって事は、そーゆう事なの!?」





「ドッキリ!?」




えっ...じゃあ何!?今の『スキだよ』も!?

あのクラッカー音も!?

たくさんの視線も!?


全てドッキリなの――――!?






「――ごめん、ごめん。驚かせすぎた...」


そう言って、騎士は私からゆっくりと離れた。そして、視界に映ったのは同じクラスの先生と...クラスの皆...だった。





ニコリと笑いながら騎士は私を見る。


何?どういうこと?


この笑顔に何の意味があるの!?

分かんないよ...





「純恋さんが誘拐された...とかも皆のドッキリってわけ!?」



如月さんは眉を寄せて、先生に怒鳴りつける。





「..いっ...いやぁ................はい、そうです」



シュンッと肩身を狭くしたようにか細く答える先生。






“私が誘拐された”!?


・・・あっ!!だから如月さんは私を探してたのか....




―――ってドッキリって!?




「...ちょっちょっと待って下さい、ドッキリって何で・・・?」



思い切って声を出した。なるべく大きな声を出したつもりだけど、このガヤガヤで聞こえてないかもしれない。