LOVE❤MISSION♂禁断のラブゲーム♀
うるさい教室に響く私の声。
でも、すぐに掻き消されてしまった。
「何で“分からない”なの?」
不思議そうな顔をして、その整った眉を歪めた。
「言いたいこと・・・たくさんあるの。でも....ずっとずっと言えなくて....気付いたら卒業式で....騎士がどこの学校に行くとか分からないし...どうしたらいいだろうって.....」
必死で涙を堪えた。
別に流せばいいのに、流すのを我慢した。
ずっと迷って、ずっと不安だった。
離れて行くのが、こんなにも怖いものだと。
また辛い日々が続いてしまうのかと思うと、騎士に何も言えなくなっていた。
ただ明るく笑ってただけ。
顔で笑って
心で泣いて。
何をするのも勇気がいる。
そんなの分かってるけど、肝心の勇気が足りなかった。
どこの学校に行くの....?
将来の夢は....?
私のこと好き....?
隣にいてもいい....?
好きでいて....いい?
私のこと....どう思ってるの?
ねぇ...
どうしたらいいですか?
どうしたら.......寂しくなくなりますか?
どうしたら......幸せでいられますか?