手も触れない距離で。
でも
速水先生を
想う気持ちが
ましになるかもって
メアドを
交換した。


速水先生は諦めないと
いけない存在
なんだよって
自分に言い聞かせる
ためにも。

拓也くんからの
内容をみる。


『ねぇ、出来れば
会いたい。』

それだけだった。

でも私は
メールだけ
と返事した。


何がおこるか
わかんないから。


でもそれだけでは
おわらなかった。

『ねぇ、お願い!!』
『5分でいーから(>_<)』

『頼むから!!』

などという
しつこさきわまりない
メールが
10件も。

私はさすがに
疲れて
「少しだけね。」

そう送った。
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